那覇市久米にある「福州園」は、福州地方独特の伝統的手法を用いた中国式庭園。
中国福建省福州市と那覇市の友好都市締結10周年と、那覇市市制70周年を記念して、1992年に那覇市久米に開園した。
2022年には「歩けるアート」としてリニューアルも。
庭園内に一歩足を踏み入れると、敷地面積約8,500平米の広大な庭園が広がり、そこは別世界。
明・穏・華の三部空間で構成されているほか、春景色、夏景色、秋・冬景色に分かれているので、散策しながら四季を体験できるの魅力だ。
凌波廊(りょうはろう)
桃花渓(水辺)の廊下と展望台。春景色の全景、閩江の春の到来を表現。
鯉に餌やりも楽しめるほか、絶好な撮影スポットの一つ。
知春亭(ちしゅんてい)
円形の小亭には「すべて円満に」という思いが込められています。清らかな水と春の花々に囲まれ、盛りから深まり行く春を表現。
お洒落な中国風東屋みたいで、休憩場所にも素敵ですね。その他にも、芸術的な美しい天井も見所。
双塔白塔・鳥塔(はくとう・うとう)
御影石で造られた福州の双塔の縮図、典型的な福州の景観。
塔の全体や、中に入って下から見上げるのも違った印象を楽しめます。
冶山・冶亭(やざん・やてい)
石の冶山(人口山)の頂上に立つ冶亭と流れ落ちる滝。福州の名勝「冶山」水景を表しています。園内で最もダイナミックな景観。
石階段で頂上の冶亭(やてい)まで登れば眺めが良いほか、滝の下側の岩場がトンネル状になっているので、くぐり抜けることもできます。
※車いすでは不可。
飛虹橋(ひこうきょう)
橋と滝で虹ができ「飛虹」の景色を構成。生き生きと美しく「飛泉」の景色と情趣を強めている。
照壁の後ろから撮ると、冶山・冶亭が水面に映し出され、最後までフォトスポット満載。
さらに、夜間にはライトアップされるので、日中と夜で異なる雰囲気を楽しむこともできます。
是非、中国に訪れたような不思議な気分が味わえるプチトリップしてみてはいかがだろう。
【場所】
福州園
沖縄県那覇市久米2-29-19
【開園時間】
9時~21時
【定休日】
水曜日(祝日が水曜の場合は開園し、翌日休園)
【入場料】
[昼間]9時~18時:大人200円、小人100円
[夜間]18時~21時:大人300円、小人150円
※小学生未満は入場無料
【駐車場】
松山公園駐車場/有料
※1時間割引
【バリアフリー対応トイレ】
あり
【問い合わせ】
福州園管理事務所
電話番号:098-943-6078